昭和南海地震から21日で70年となるのを前に、災害からの歴史資料の保全などを考える「第3回全国史料ネット研究交流集会」(愛媛資料ネットなど主催)が17日、松山市文京町の愛媛大で始まった。全国の関係者約140人が講演や取り組み報告を通し、南海トラフ巨大地震への備えや、過去の災害を伝える資料をどう生かすかを考えた。18日まで。
同ネットによると、史料ネットは1995年の阪神淡路大震災で、知られていない個人所有の歴史資料が捨てられたことなどを受け神戸市で設立され、順次全国に広がった。愛媛は2001年の芸予地震を機に設立され、全国では現在20以上の団体がある。